農業・製造業におけるIoTの導入事例20選 産業の見える化へ繋がる!

工場

多くの会社や施設でIoTの技術が導入され始めています。効率的にデータを処理するシステムや、人間ではなかなか出来ない部分を機械が解決するというIoTへの取り組みは世界はもちろん日本でも採用され始めています。こうしたIoTを産業面で導入している技術やソリューションを厳選し紹介します。

株式会社セラク「みどりクラウド」

みどりクラウド
https://midori-cloud.net/
https://iotnews.jp/archives/31756

第一次産業に分類される農業はIoTとは縁遠いイメージ。ところが、実際には現状多くの接点が見られ、「アグリIoT」などと呼ばれています。中でもその能力で3000万円もの損失を防いだという「みどりクラウド」は注目の製品でしょう。圃場のモニタリングがタブレットで行え、またネット上に蓄積した集計データ等をもとに異常事態の連絡を即座に行ってくれるなど、仕事の効率化が図れます。また共同経営の農場でも使いやすいよう連絡手段も備わっています。

ビッグローブ株式会社「BL-01」

bl01
http://office.biglobe.ne.jp/m2m/bl01/

ビッグローブ株式会社が提供しているIoTデバイスのBL-01は、モバイル通信を搭載しており、設置するだけで単独での通信を行うことが出来ます。専用のSDKなども不要なので、小型専用機であることから汎用性が高く、農場などのセンサー情報収集機能や作業現場管理端末として利用することが出来ます。クラウド管理も可能で、防水機能もあります。工場や農場での24時間体制での導入が進められているIoT端末です。

株式会社錢高組「TUNNEL EYE」

TUNNEL EYE
https://www.zenitaka.co.jp/back/back160222.html
http://special.nikkeibp.co.jp/atcl/TEC/16/062300029/

衣食住の「住」をうみだす建設業は危険で重労働だからこそ、IoT化が推進されていくでしょう。「TUNNEL EYE」もトンネル工事の安全化・効率化、さらにはエコ化のために開発されました。設置したセンター機器類でネットワークを構築したうえで、半ば閉鎖空間でもあるトンネル内の様子を坑内以外の場所からも可視化でき、非常時には警告もできるようになっています。作業環境濃度に応じて電力消費を抑えるほか、手動でのコントロールも可能となっている優れものです。

株式会社コマツ「KOMTRAX」

KOMTRAX
http://www.komatsu-kenki.co.jp/service/product/komtrax/
http://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NBO/15/i40summit1123/p3/

建設業は現場以外にも、ショベルといった建設機械の管理が必要。この負担を軽減してくれるのが、建設機械メーカーのコマツが開発した「KOMTRAX」です。管理者が車両の位置を確認できるほか、稼働時間や燃料の残量、故障有無の問題についても遠隔で見ることができます。また故障の予兆や部品交換の必要などを事前に知らせてもくれます。これらのサポートのおかげで、機械管理の手間が軽減され、従業員の管理に集中できるメリットがあります。

アイコム株式会社「IPトランシーバー」

IPトランシーバー
http://www.kddi.com/business/case-study/icom/

製造業などの現場で使用されているトランシーバーもIoTによって進化しています。アイコム株式会社が提供するIPトランシーバーは同時通話や多重通話を重視した多彩な機能を持っています。コンパクトなサイズで防水性も高く、通話エリアの制約がないので、場所を選ばず、現場で移動しなくても効率良く指示や相談が出来ることで業務効率上昇効果があります。LTEゲートウェイと組み合わせれば、特定小電力トランシーバーと連携させることも可能で使い方の幅が広いです。

安川情報システム会社「MMCloud」

MMCloud
http://www.ysknet.co.jp/product/system/component/m2m/results/kanshi.html

安川情報システム会社が提供しているIoTのクラウドサービスであるMMCloudは、半導体製造装置メーカーなどで導入され、いつでもどこにいても装置の動作チェックが可能で異常が発生した場合にも迅速に対応出来るようになっています。保守業務の効率化や、データ分析、装置稼働率向上支援といった効果が期待されており、デリケートな半導体メーカーの向上などで導入され、業務の効率化に繋げています。

NTTコミュニケーションズ株式会社「Machine Cloud」

Machine Cloud
http://www.ntt.com/business/services/iot/iot/iot/machine-cloud.html

NTTコミュニケーションズ株式会社が提供しているIoTサービスのMachine Cloudは、主に産業機器製品の遠隔監視や保守、利用分析といった目的で使用されています。リモート保守や生産性効率化へ繋げることが出来るIoTのクラウドサービスです。機器の稼働状況やアラームなど、その場にいなくても工場の中の状況がタブレットやPCを活用することでひと目でわかります。

富士通株式会社「バイタルセンシングバンド」

バイタルセンシングバンド
http://www.fujitsu.com/jp/solutions/innovative/iot/uware/solutions/svuw-aa/

IoTの中でも現場の人の管理として注目されているのがユビキタスウェアです。過酷な作業の現場等で働く作業員一人ひとりが感じるストレスや負荷を測定し、人為的なミスや事故発生を抑制するツールです。富士通株式会社はこのユビキタスウェア「バイタルセンシングバンド」を開発し、工場や現場作業員をサポートするサービスを提案しています。人材の安全管理に繋がる安全管理支援ソリューションです。

Kii株式会社「Kii SDK」

Kii SDK
https://jp.kii.com/scene/

Kii株式会社が提供しているKii SDKは、クラウドのAPIを扱うために使用するライブラリです。このライブラリを使用すれば、クラウド通信を意識せず、アプリケーションに近い状態でプログラミングができるようになっています。工場ではこの機能を活かしてゲートウェイ装置を併用し、情報伝達のスピードを速くする目的で導入していることが多いです。クラウド経由よりも速いのでスピードが求められる現場や非常事態に活躍しています。

株式会社ケイ・オプティコム「mineo監視カメラサービス」

mineo監視カメラサービス
http://mineo.jp/business/iot/camera/

株式会社ケイ・オプティコムが提供しており、格安SIMなどでも知られているmineoでも、法人向けのIoTサービスがあります。mineo監視カメラサービスは監視カメラを導入しクラウドプラットフォームを介してスマートフォンやタブレットでその映像を閲覧できるIoTのシステムです。工場や店鋪などで導入されており、鮮明なHD画質や録画可能なシステムが魅力です。

株式会社NTTドコモ「Toami for DOCOMO」

Toami for DOCOMO
http://www.docomo.biz/html/service/toami/case.html

無線通信サービスを提供することで知られている株式会社NTTドコモでは、法人向けのIoTとしてクラウドサーバーと通信機器、センサーを繋げるToami for DOCOMOというサービスが提供されています。直感的で使いやすい画面や機器の管理であればどんなものにでも対応することが出来る利便性が魅力のIoTサービスです。工場や現場などでの導入が進んでいます。ガジェットも豊富でひと目でわかりやすいです。

株式会社クレスコ「KEYAKI」

KEYAKI
https://www.cresco.co.jp/iot/solution/keyaki/

株式会社クレスコが提供するIoTのサービス、KEYAKIはアプリケーションの開発や運用をサポート出来るプラットフォームです。取得した情報をKEYAKIが収集し、スタッフの位置情報管理や機械情報の可視化に繋げていくことが出来ます。KEYAKIはプランごとに料金がはっきり決まっており、他のシステムに簡単に組み込める機能なので場所を選ばず様々なシーンに活用することが出来ます。

NECネッツエスアイ株式会社「ネッツワイヤレス」

ネッツワイヤレス
http://www.nesic.co.jp/solution/mvno/netswireless.html

ネッツワイヤレスは、NECネッツエスアイに対応しているMVNOサービスです。社外のスマートフォンやタブレットといった端末からサーバーアクセス、物流監視、機器システム制御などを行うことが出来ます。閉域接続網ですが、工場や物流、オフィスの情報をひとまとめにして素早く共有できるので、情報伝達の効率化に大きく貢献しています。回線メニューが豊富でセキュリティ面も安心です。

株式会社ユビキタス「dalchymia – ダルキュミア」

dalchymia - ダルキュミア
https://www.ubiquitous.co.jp/products/iot/platform/dalchymia/

株式会社ユビキタスが提供しているダルキュミアは、端末のネットワーク化、サービス連携などが魅力のIoTプラットフォームです。ダルキュミアの主な機能はデータの収集や監視、デバイスの管理等ですがこれをネットワークやゲートウェイ、デバイスと繋げることで、情報管理を容易にします。APIを使用し、ビッグデータ解析やCRMなどのシステムへ転用することも可能なサービスで、工場の一括管理などに導入出来ます。

シスコシステムズ「シスコ コネクテッド マシン」

シスコ コネクテッド マシン
http://www.cisco.com/c/ja_jp/solutions/industries/manufacturing/connected-machines.html

アメリカの世界最大のネットワーク機器開発会社のシスコが提供しているシスコ コネクテッド マシンは、デジタルポートフォリオの一種です。このソリューションは装置を繰り返し接続可能なので、工場の装置の最適化や予知保全などにしっかりシフトできるというメリットがあります。デジタル化によってかつては実現できなかった工場の統合が可能となり、より生産性の効率がアップします。

サーコム・ジャパン株式会社「RC8110J」

RC8110J
http://www.sercomm.co.jp/product/iot_network/rc8110j.html

サーコム・ジャパンが提供しているIoTカメラのRC8110Jは、ネットワークカメラとして低価格で工場などの監視・管理に導入することが出来ます。720p解像度でサポート出来、暗視撮影にも対応しているので、夜間も安心して利用することが出来ます。microSDに録画する機能もあるので、低コストでIoTサービスを実現していくのに使いやすい製品です。見守りサービスなどにも利用できます。

テックファーム株式会社「MoL

MoL
http://www.techfirm.co.jp/pas/mol.html

テックファーム株式会社が製造業向けに提供しているIoTのMoLは、生産関係で多い細かな悩みにアプローチしてくれるソリューションです。工場内での備品管理・人材管理や稼働状況の可視化、業務改善などに効果を発揮します。Beacon端末を活用して製造業向けのプラットフォームを構築するので、工場内での無駄な動きが減少し、作業効率化に繋がっていきます。コスト削減にも繋がっていくケースが多いです。

三菱電機株式会社「FA-ITオープンプラットフォーム」

FA-ITオープンプラットフォーム
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2017/0306.html

三菱電機株式会社の製造業向けIoT活用支援サービスがFA-ITオープンプラットフォームです。生産現場とITシステムを簡単に繋ぎ合わせて、現場のデータ集積や分析システムを構築します。アプリケーションの開発が容易なため導入しやすく、プログラミングの知識不要で装置モデルの設計や管理、データアクセスが出来るようになっています。実用化されれば、製造業や工場での導入で業務効率アップに繋がります。

テクノシステム株式会社「FEMS」

FEMS
http://www.technosystems.co.jp/industry/fems

工場向けのエネルギー管理システムとしてテクノシステム株式会社が提案しているのがFEMSというシステムです。監視機能を始めとして、グラフ化やレポート、データ出力が可能なエネルギー管理のソリューションとなっています。既存設備からデータ収集を行うことが出来、計量器さえあればデータ蓄積が可能です。ガスメータや電力メータといった機器からデータを管理します。電力のコスト削減に繋がるIoTです。

株式会社NTT Communications「Vehicle manager」

Vehicle manager
http://www.ntt.com/business/services/iot/iot/iot.html
https://youtu.be/cX3rbs9dXoU

血糖値を自己測定する際に、画面に測定方法を絵で表示して分かりやすく説明するだけでなく、データ検索やグラフ表示を用いて自己管理が簡単にできるようになっています。アラームを7つまで登録することができますので、測定し忘れがなくなることも特徴です。また、スマートフォンの専用アプリに測定結果を転送できますので、長期的にデータを保存することも可能になっています。

製造業において「見える化」が必要な部分は、工場などの現場以外にもあります。その1つとして挙げられるのが、社用車の管理でしょう。大手電気通信業者NTT Communicationsの「Vehicle manager」ならば、小型車載器を置くだけで車の管理がかなり楽になります。車両の位置確認と安全運転の確認ができるほか、運行日報を自動作成するのであらゆる手間を省くことができるのです。

IoTの導入で、人為的な計算ではどうしても発生する無駄な部分や、悩みを解消することができるようになりつつあります。日本ではあまりIoTは進んでいませんが、農業や製造業の現場ではIoTを活用することで、コスト削減に繋がったり、人材管理に繋がるケースが多いです。

IoTの導入で劇的に変化すると言われている農業や製造業は、導入の行い方次第でその後の生産性や売上も大きく変化します。どうしても初期投資が必要にはなりますが、元が取りやすいのもIoTの強みです。工場などではIoT導入後にはっきりと効果が現れているケースも多く、活用方法は無限大です。

またIoTが主流となりつつある近年では、競合他社との差をつけるためや、より効率の良い業務のためにいかに迅速に導入し、実用化へ繋げていくかもポイントとなっています。