フィンテックの次なる開拓地は?

ゴールド

イギリスは世界有数の金融サービスセンターであり、様々な国の金融機関や投資家が参入している世界で最もグローバルな金融市場です。

資産管理に関してイギリスは、ファンドマネジメントセンターとして欧州最大、世界第2位の規模を持ち、管理対象資産は6.2兆ポンド以上を占めています。 さらに、総管理対象資産のうち、実に2.2兆ポンドの資産は、イギリス以外の他国の顧客資産を管理している。そのため、同国は世界を牽引する中心地となっています。

 世界的に見るとイギリスは、フィンテックにおける世界の中心地として急速に認知されつつあります。アイルランドに本社を置くコンサルティング会社、アクセンチュアの調査によると、イギリスとアイルランドは現在フィンテック分野への投資が最も急速に拡大している地域であり、年間成長率は世界全体で27%、シリコンバレーで13%であるのに対し、2008年以降同地域では年間74%の成長率を記録しています。

クラウド分野

クラウドベースのサービスプロバイダーは、運用コストと起業時の創業資金の削減を実現させ、多くの業界の参入障壁を低くすることに貢献しました。
投資管理に関しても、これらと同様にクラウドに移すことで、より高度に規制された環境下であっても業務効率を向上させるチャンスが多く存在しています。

行動科学など様々な学問分野における進歩は、パフォーマンス向上技術を投資意思決定プロセスに導入するなどの機会を作り出しています。昨今のアスリートトレーニングプログラムがデータ分析に支えられているのと同様に、企業が開発した革新的なデータ駆動ツールにより、複数次元にわたる入力を考慮して、管理者がパフォーマンスの推移を追跡、測定、改善することが可能となったのです。

ビッグデータ分野

ビッグデータとそれを活用できる強力な分析ツールは、新たなリアルタイム投資戦略の実現に貢献しています。
部門研究・分析における従前の技術は、世界のオンライン求人情報の中の特定求人広告の数からニューヨークのホテルの部屋の価格動向まで、あらゆる分析ができるツールによって補完されています。
 最近まで投資の機会・戦略というものは、純資産を多く持ち、プライベートバンキングサービスを利用する権限を持つ個人にのみ利用できるものでしたが、今日ではスマートフォン端末で簡単に利用することができるようになりました。
競争最優位な立場にあるイギリス

 管理対象資産の世界市場で、世界第二位の市場としてフィンテック事業の発展にとって最も好調なハブのすぐそばに位置し、イギリス政府の経済発展機関である英国貿易投資総省は、このフィンテック分野にさらなる成長を見込んでいます。
 金融テクノロジーの発展及びその部門を構成する企業により先導されたイノベーションは、投資家や長期保有目的の投資家にとっては大きな違いを生む可能性があります。競争の激化は投資プロセス全体のコスト削減につながっていきます。流通・効率性の改善と相まって、より高い利益となって返ってくることが期待できることは疑いようのない事実といえます。

英国貿易投資総省は、英国に本拠を置く企業が世界経済において成功を収めるための支援や、海外企業による英国の活動的な経済への高品質な投資を行うための支援をする政府部門であり、グローバルビジネスでの成功を実現するためのヨーロッパ一の機関であると認識されています。

※本記事は以下の内容を翻訳・引用しています。
http://www.ukfintech.com/future-of-fintech/asset-management-the-next-frontier-for-fintech