フィンテックが実現する経済成長。その革新的な手段とは

成長グラフ

技術の進歩は、今後フィンテック関連企業の顧客満足度の向上を実現し、国はフィンテックにより、経済を支えたいと考えています。

Innovate UKは現在、フィンテックを含むあらゆる業界の企業を支援していて、英国の勢いを押し上げる破壊的なデジタル技術を開発できる企業を探しています。

政府機関によると、他業種に対しても収益を得られる可能性を秘めたデジタルアイデアは、多額の資金調達が可能だとのことです。

デジタル・エコノミー・チーム長のステファン・ブラウニング氏は、その一例としてInnovate UKから250,000ポンドの資金を授与された海外送金プラットフォームのトラモネックス(Tramonex)を挙げています。

ロンドンのフィンテックスタートアップである同社は、ブロックチェーン・テクノロジーの活用により取引コストの削減及び送金の高速化を実現し、それにより中小企業が外国為替市場を利用できるようにしたのです。

ブラウニング氏は、フィンテックにおいてますます利用が進む機械学習や様々なタイプの人工知能などの領域で、より多くの革新が起きることを望んでいると述べました。
機械学習は、コンピュータのプログラミングなしで情報を得ることができるようにする手法です。これを利用すれば、例えば、企業は不良債権を予測し、信用リスクモデルを構築することができます。

人工知能は、消費者の行動を追跡してどのようにサービスが利用されているかをより明確に把握することで、顧客特定のニーズや行動に合わせてサービス提供内容を修正することが可能となります。

「人工知能の周りには面白い破壊があり、業界の壁を越えて展開できるアイデアに積極的に取り組んでもらいたいと思っています。」とブラウニング氏は言います。

Innovate UKによれば、フィンテック分野を含む中小企業やスタートアップ企業の多くは、技術開発の中で、各企業のビジネスに役に立つものにはどのようなものがあるかを必ずしも常に把握しているわけではないと言います。

ブラウニング氏及び氏の率いるチームは、デジタルテクノロジーユーザーとサプライヤを結びつけることができます。 Innovate UKはすでに中小企業の規模拡大支援の先駆けであるデジタル・カタパルト(Digital Catapult)を支援しているほか、大企業におけるデジタル変換プログラム実装の支援を行っています。

ブラウニング氏は、「企業には特定のニーズがありますが、新しい破棄的技術が企業の成長にどのように貢献するか、という点において企業が常に理解しているわけではないのです。」と述べています。

また、Innovate UKは、全てのデジタルテクノロジーにとって重要かつ基礎的要素である次世代のサイバーセキュリティを改善させるための革新的なアイデアを持つ企業を引き続き支援していく予定です。

ブラウニング氏は、同国の中小企業研究イニシアティブ(SBRI; Small Business Research Initiative)の恩恵を受ける企業の中には革新的なフィンテック企業が存在しており、これらはアーリーステージの企業(起業して間もない企業)が収益性の高い公共部門の契約獲得に貢献している、とも述べています。

SBRIは、公共部門の組織的課題と、その課題への革新的解決策を持っている異業界の企業のマッチングを行っています。 このマッチングは経済成長をもたらし、公共部門の効率性を高め、政府の目標達成に貢献しています。

※本記事は以下の内容を翻訳・引用しています。
http://www.ukfintech.com/future-of-fintech/innovation-key-to-growth-of-fintech-and-the-economy